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特集記事

第90回 リクリエイティブアート 『絵画教室&対話型アート鑑賞@アトリエみちのそら』

11月19日。群馬県太田市にあるギャラリー&カフェ「アトリエみちのそら」にて、「絵画教室&対話型アート鑑賞」を開催しました。参加者6名。絵画制作やアート鑑賞ではありますが、企画のHidden Curriculum は「ものとの対話」と「あなたとの対話」と、なっています。

前半の絵画教室では「レイアウト・アート」で動物をテーマにした作品制作。範としたのはエリック・カール。その後は「対話型アート鑑賞」。アンリ・ルソーの『熱帯の森を散歩する女』とエドヴァール・マネの『サン・ラザール駅』を鑑賞しました。以下、対話の内容(かなり意表を突く解釈が飛び交いました!)と、制作した作品です。

●『熱帯の森を散歩する女』

「不穏な絵。花や植物も美しくなく不気味。女性の表情も硬くこわばっている」「植物が大きい。という事はこの女性は小人。小人が散歩してる」「後ろに見える植物を束ねたものは小人の国の家だと思う」「そして私たちの世界に迷い出てきたところを、激写されてしまった!」「小人の国の家々が素朴なつくりなのに対し、女性は先進的な服を着ている。もしかしたら散歩ではなく、人間の社会に憧れて村から逃げだし森をやっと抜け出てきた所なのかもしれない。だからこわばった表情をしている」「そしてそこを激写されえしまった!」

●『サン・ラザール駅』

「女性の目つきがただならない」「親子で何かをまっている。不審者が子供をよしからぬ眼差しで見ている。それを察知した母親がキッと睨みつけている」「この母親は子供のバレエのレッスンの付き添いで、レッスンが終わり2人で夫の迎えを待っているところ。子供は飽きてしまい柵の向こううを見ている」「柵の向こうは紛争地帯。白い煙は建物の崩壊した砂煙」「いや、巨大な綿あめにも見える。食べたそうに子供が見ている」「女性が抱いている犬は小さすぎる。外居連れ出すには早すぎるくらいの子犬。なぜつれてきたのか?」

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