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特集記事

第39回絵画教室

  • 執筆者の写真: okmomonga
    okmomonga
  • 2016年10月4日
  • 読了時間: 2分

2016年10月4日 デイサービス「優」 参加者7名

 39回絵画教室(2007年より実施。記録を取り始めてから39回目)を足利市のデイサービス「優」で開催しました。今回は3種類の野菜を用意して皆さんに描きたいものを選ぶところから始めました。用意した野菜は青唐辛子、サツマイモ、バナナ。秋らしくサツマイモを選ばれる方が多いかな、と考えていたのですが誰も選ばれませんでした。バナナ1名。他の皆さんは青唐辛子が描きたいと言われ、予想が大外れになってしまいました。ともあれ、皆さん「描けない」と言われることもなく積極的に手を動かされたのは、私としてもとても嬉しいものでした。中でも小林様は目が見えないにもかかわらず挑戦して下さりました。もちろん「優」の職員さんが補助についたのですが、モチーフは見えるはずもありません。そこでクレヨンをリズムよく塗り込む楽しさを得てもらう様にしたところ、指先でクレヨンで描かれたところとそうでない部分をちゃんと識別され、画面を色彩で埋めて行かれました。塗り込み方に変化をもたせるため、直線の反復塗りだけでなく、円を描くように塗ってもらう等アドバイスにも工夫をしたところ、モネの「睡蓮」を連想する、作品に仕上がりました。目が見えない方に絵を楽しんでいただく方法は今後の課題としたいと思います。

同じ「描く」でもそれぞれ関心が違うようで、形を正確にとりたい方、力ずよく塗り込めたい方、モチーフを画面の端に描きたい方、色彩の鮮やかさがお気に入りの方等々。皆様それぞれの個性を生かした作品となりました。「優」では今回で3回目の開催となりました。もう少し野菜のモチーフになれたら、コラージュや抽象画にも挑戦して頂こうかと思います。

                                 上:小林様の作品

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