第7回対話型アート鑑賞
第7回対話型アート鑑賞会を足利市のケアハウス田園にて開催しました。
今回鑑賞したのはルネ・マグリットの絵画2点。有名な「ピレネの城」とこれまた有名な作品「人の子」。以下具体的な発言を記してみます。
「ピレネの城」→「だれが住んでるんだろう」「王様」「偉い人」「誰も住んでいない」「不安定な感じがする絵」「城に住んでいる人はどうやって下に降りるのかな?」「岩の中は装置になっていて、人が降りたいときは岩を操作して地上に降りるようになっている」「飛行機を使っ降りるんじゃない?」「浮かんだ岩上にお城があるのだけれども、私には最初岩が人の顔で城は冠に見えた。つまり冠をかむった人」
「人の子」→「どんな顔をしているんだろう?」「まじめな人。服装からそんな気がする」「顔の前にある果物は柿だろう」「柿じゃない。ミカン。葉はミカンみたいだから。緑だけどまだ青いミカンなのだろうね」「果物で顔を隠してるのは恥ずかしいから?」「犯罪者なので顔を隠してるんじゃないか」「美男子じゃあない」「日本人ではない感じがする」「背景は海だけど曇っていて良い天気じゃない」「なんだか解らない。作者は何を意図してこんな解らない絵を描いたの?」「これは何かのコマーシャルの絵みたいだ。何だろう?と思わせて人を惹きつけるから」